二次元コードをタップすると、
詳細ページをご覧いただけます。
加齢以外の原因(特別な病気や外傷)がなく、年齢を重ねることで少しずつ聴力が低下していく現象を「加齢性難聴」と言います。本人の自覚がないまま徐々に進行することが多いのが現状です。





富山県耳鼻咽喉科医会長
伊東耳鼻咽喉科クリニック
医師 伊東宗治さん
個人差がありますが、40歳頃から聞こえにくさを感じる人が出てきて、65~75歳で3人に1人、75歳以上で半数以上が難聴を自覚すると言われています。
急に聞こえなくなるわけではなく、年齢とともに徐々に聴力が落ちるため、自覚がなく進行する方が多いのが特徴です。
難聴の進行を防ぐためには、毎年聴力検査を受けて聴力をチェックすることが大切です。年々自分が聞こえなくなっていることを自覚でき、適切なタイミングで医師に相談することができます。
聞こえにくさを放置すると、会話やコミュニケーションが難しくなり、社会的に孤立し、認知症の発症につながります。
補聴器を使って聞こえがよくなることで、コミュニケーションがとりやすくなり、会話をすることで音によって脳が刺激され、認知症の予防につながります。

補聴器で難聴が治るわけではありませんが、徐々に下がっていく聴力を補聴器で補うことが大切です。補聴器は、難聴の程度が軽い状態で装着した方が違和感が少なく使いやすいものとなります。早めに医療機関を受診しましょう。
補聴器に抵抗を感じる方もいらっしゃいますが、聞こえを改善することは、生活の質を高め、認知症予防にもつながります。補聴器をアンチエイジングのための道具と考えていただき、継続して使用していくことが大切です。
(一社)日本補聴器販売店協会富山県部会
県部会長 板倉啓之さん
(理研産業補聴器センター富山支店
支店長・認定補聴器技能者)
補聴器は難聴で届きにくくなった音の情報を伝え、コミュニケーションや日常生活を助けるものです。法律で定められた医療機器であるため、効果や安全性などについて一定の基準があり、個人の聴力に合わせて調整されます。一方、集音器は単に音を大きくする機器で、医療機器ではありません。
主に、「耳あな型(直接耳の穴に入れて使う小型補聴器)」と「耳かけ型(耳の後ろにかけて使う補聴器)」があり、種類も豊富です。
最近は充電式のものが増えており、1度充電すると、一般的なもので18~20時間使用できるので、夜に充電しておけば翌日は1日中使用できます。
また、小型で目立ちにくいものや、グレーや黒のように髪の毛になじむ色のものもあり、用途や生活スタイルなどに応じて選択していただけます。
初めて補聴器をつけると、音がうるさく感じたり、いつもと違う音の聞こえ方や違和感に不都合を感じ、外してしまう方がいらっしゃいます。しかし、日常生活の中でいろいろな音を聞いて聴覚のトレーニングをすることで、補聴器で聞く音や会話に慣れていきます。必要なときだけでなく、毎日使うことがとても大切です。
バリエーションが豊富です
補聴器は、自分に合うものを選ぶことが重要です。店舗によっては、購入前に補聴器を借りられる試聴期間もあります。また、より快適に使用するためには定期的な調整やクリーニングなどが必要です。安心・継続して使い続けるために、補聴器の専門家である「認定補聴器技能者」が在籍の「認定補聴器専門店」で購入することを推奨します。
市では、加齢性難聴による認知症の予防や生活の質の向上を図るため、補聴器購入費を助成します。


