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富山市では、「富山のくすり」の伝統を活かし、健康に良いとされる食材を使用した料理などを「富山やくぜん」という新たな観光資源として確立することを目指し、その普及に努めています。
みなさんは“薬膳(やくぜん)”と聞いて、何をイメージしますか?
「健康によい」というポジティブなイメージの一方で、少しネガティブな印象をもっている方も多いのではないでしょうか?
新鮮な富山の食材を使用し、栄養や安心・安全面に配慮しながら、古くから健康面で効果があるとされる食材も加えたもの。作る人が食べる人に、食材に関する情報を提供できること。
富山米、いちじく、かぶ、じゃがいも、シロエビ、富山ポーク など
生姜、大豆、ニンジン、ニンニク、ごま、イチョウ、ウコン、牡蠣 、鰯 など
農薬の使用を極力控えた食材、化学調味料(うま味調味料)などの使用を極力控えた調理法。
食材に関する栄養面、安全面などの情報やストーリーを持ち、食べる人と食や健康に関するコミュニケーションがとれる。
葉にはロズマリン酸やクロロフィル、ビタミンCなど、強い抗酸化作用を有するとされる機能性成分が豊富に含まれています。
また、実を搾って抽出したえごま油は、体内ではつくられない必須脂肪酸の一つであるオメガ3系脂肪酸(α-リノレン酸)を豊富に含み、近年、アレルギー疾患や生活習慣病などの改善効果が期待されています。
根茎
の皮を除いて乾燥したものを生姜
といい、健胃作用があり、嘔吐
を止め、水分代謝をよくします。根茎を湯通しまたは蒸してから乾燥したものを乾姜
といい、胃腸系を温め、新陳代謝を盛んにして、冷えや痛みを除きます。
ギンゲロールやショウガオールといった成分が含まれており、食欲増進や酸化を抑えることが期待されています。
果実を大棗
といい、筋肉の痛みなどの症状や知覚過敏を緩和し、煩燥
感、食欲不振、咳などを改善します。
食物繊維が多く含まれており、たくさん摂
ることで消化改善、便秘解消、肥満防止などが期待されています。
果実を枸杞子
といい、滋養強壮薬として、腰や膝の痛み、無力感、めまいなどを改善し、枸杞くこを使った酒は疲労回復に応用されます。
ルテインやゼアキサンチンが含まれており、視力低下を防ぐことが期待されています。
富山市の企画番組「未来へつなごう くすりのまち富山市」で、富山やくぜんを含む市のくすりに関する取り組みを紹介します。
富山やくぜんの普及推進のため、認定を希望する事業者などを対象に開催しました。
認定基準や歴史などを学び、富山やくぜんに 関する知識や理解を深めました。
テーマ:認定店からみる『富山やくぜん』について
すでに認定を受けているパネラーの店主2人が、提供している商品の例や、来店客からの反応などをディスカッションしました。
減塩だけどおいしくて、見栄えもよい、旬の野菜をたくさん使ったいろいろなおかずがのっている、健康的な料理をお客様に食べてほしいと思い、このプレートを作りました。今は売り切れの日があるほど人気のメニューになっています。
丹霞堂 富山駅前店
調理担当 村下さん
ヘルシープレートというと、女性やご年配の方が多いイメージがあるかもしれませんが、近年の健康志向の高まりもあり、小学生から90歳くらいの方まで幅広い年代の方が来店され、男性のお客様も3~4割程度いらっしゃいます。何度来店されても飽きずに召し上がれるように味付けや調理法を日々変えているので、常連さんも多いです。
どのような味付けをしているか、家にある食材をどう調理すればおいしくなるか、などを聞かれることが多く、興味をもっていただけていると実感しています。
一度お店で食べておいしいと思っていただき、週末はこの野菜を使った料理を作ってみよう、あの味付けがおいしかったからやってみよう、体によい旬なものを買ってみよう、というきっかけになればうれしいです。
※五穀米、生シイタケ、豆腐、ごぼう、大豆などを使用。
・見て良し・味良し・体に良し
市の代表的な産業である薬業に若いころから興味・関心を持ってもらうきっかけとするため、小学4年生から高校3年生と保護者を対象とした料理教室を8月に開催しました。
薬と食べ物はその源が同じであるという意味の「薬食同源
」という言葉があります。
普段の食事の中に体によい食材を取り入れて、健康を保ち、寒い冬を乗り越えましょう!