【広報とやま 令和5年(2023年)4月5日号】
一般会計とは、福祉・教育・道路整備・ごみ処理など地方公共団体が行うこととされている基本的な事業を経理する会計です。
特別会計とは、特定の事業を行うため一般会計と区別して経理する、条例に基づいて設置している会計です。
会計 | 予算 |
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公債管理 | 224億3,326万円 |
駐車場事業 | 3億1,044万円 |
母子父子寡婦福祉資金貸付事業 | 6,437万円 |
後期高齢者医療事業 | 122億6,266万円 |
まちなか診療所事業 | 1億2,947万円 |
介護保険事業 | 448億7,277万円 |
国民健康保険事業 | 320億9,547万円 |
企業団地造成事業 | 1億6,215万円 |
牛岳温泉健康センター事業 | 5,166万円 |
牛岳温泉スキー場事業 | 1億6,149万円 |
競輪事業 | 256億2,174万円 |
農業集落排水事業 | 13億6,421万円 |
公設地方卸売市場事業 | 11億3,861万円 |
軌道整備事業 | 2,744万円 |
賃貸住宅・店舗事業 | 1億553万円 |
企業会計とは、独立採算制を原則とする企業色の強い事業を行う場合に、地方公営企業法の規定により設置している会計です。
会計 | 予算 |
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水道事業 | 101億7,017万円 |
工業用水道事業 | 3億9,732万円 |
公共下水道事業 | 202億5,093万円 |
病院事業 | 152億4,138万円 |
第2次富山市総合計画をはじめ、各種計画に位置付けた施策を着実に推進し、「人・まち・自然が調和する活力都市とやま」の実現を目指します。
歳入では、市税収入の増収が見込まれます。一方で、歳出では、子育て世帯や高齢者・障害者などを支えるための社会保障費や、道路橋りょうなどの社会資本や公共施設の長寿命化対策に要する経費、コンパクトなまちづくりをさらに深化させるための経費、市内のどこにいても便利さや豊かさ、安全安心を実感できるスマートシティの推進のための経費など、大きな財政需要が見込まれます。
厳しい財政状況ではありますが、限られた財源を重点的・効率的に配分することで、財政の健全性を堅持し、本市が未来に向けて大きく発展し、市民一人一人が誇りと希望を持てる予算としています。
令和5年度の一般会計と特別会計、企業会計を合わせた予算総額は、3,541億1,247万円となっています。うち、一般会計の内訳は次のとおりです。
令和5年度に取り組む主な事業を総合計画の「4つのまちづくりの目標」に沿って掲載しています。
中山間地域における通院負担の軽減や医療資源の効率化のため、大山地域で、オンライン診療・服薬指導の実証実験を実施します。
7月18日に開催される、プロ野球フレッシュオールスターゲームを支援します。子どもたちを試合観戦に招待します。
ひとり親家庭などの高校生を対象にスマート機器を活用した学習支援を実施します。
安心して子育てできる環境づくりの一環として、市広報や市公式LINEなどを活用し、情報発信の強化に取り組みます。
多胎妊娠の妊婦に対して、通常の14回の妊婦健診を超えて受診する費用を助成します。
非課税世帯などの妊婦に対して、初回の産科受診料を助成します。
妊娠期から出産・子育てまで一貫して身近で相談できる伴走型相談支援の充実を図るとともに、出産応援ギフト(5万円)・子育て応援ギフト(5万円)の給付を行います。
不登校の児童生徒が増加傾向にある中、多様な学びの場を提供する方策のひとつとして、不登校特例校の設置を検討するための調査・研究を行います。
教室に入りづらい児童生徒が、学校内で心を落ち着かせ、安心して過ごせる居場所をつくるため、小・中学校の相談室などの環境を整えます。
「主体性」や「協調性」を目標としているイエナプラン教育の調査研究を進め、フォーラムの開催などを通じて、保護者や学校関係者などに対して広く周知を図ります。
グリーンスローモビリティ
ランドカータイプ
富山駅北地区での本格運行を支援するとともに、郊外部でランドカータイプを導入した社会実験を行います。
災害発生時に被災者の生活再建を迅速に支援するため、
65歳以上のドライバーが後付けで、自家用車への安全運転支援装置(ペダル踏み間違い急発進等抑制装置)を導入する費用に対し助成します。
川上から川下までの一体的なイベントとして、中山間地域ではフードロスなどの環境に配慮した親子キャンプ体験、市街地では海洋ごみへの理解を深めるためのフォーラム、海岸ではごみ拾い体験などを開催します。
公園の魅力を最大限に引き出し、さらなる活用を図るため、グランピング施設や大型遊具などを整備します。
JR高山本線で、JR西日本と連携し「シニアおでかけきっぷ」事業を通年で実施します。また、朝の運行区間や時間の見直しなどを行い、朝のピーク時における混雑の分散化を図ります。
タッチ決済(イメージ)
キャッシュレスによる公共交通のさらなる利便性の向上のため、まいどはやバスなどで、クレジットカードのタッチ決済機能を導入する社会実験を行います。
大山地域で、AIが設定した最適ルートに沿って、乗り合い車両を運行する社会実験を行います。
婦中地域で、交通手段の確保や運転手不足の解消に向けた、自動運転技術を活用した実証実験を行います。
増加する救急需要に対応するため、要請の多い平日の日中に活動する日勤救急隊を創設します。
中ホール完成(イメージ)
幅広いジャンルの音楽や舞台芸術に関する公演を開催し、多様で質の高い舞台芸術の鑑賞や創作に参加する機会を提供します。
特に、7月に開館するオーバード・ホールの中ホールでは、オープニング記念公演や、中ホールの特徴を生かした多彩なジャンルの公演を集中的に開催します。
世界的ダンサーKENTO MORIさん協力のもと、さまざまな国籍や異なる文化の方々が、「音楽」、「ダンス」、「食」を通して交流する「World Music Cafe」を開催します。
市民約1,000人に、廃ガラス「リメルト・ブルー」を使った吹きガラス作品を制作していただき、オーバード・ホールの中ホールでその作品展を開催します。
市内で新たに創業する方に対して、事業の開始に必要な費用の一部を支援します。
新たにAIを活用したクマなどの自動検出・通報システムの導入やニホンザルの群れの実態把握や捕獲活動を強化します。
農業用ドローンや後付け自動操舵システム、直進アシスト等のスマート農業機械の導入を支援します。
6月1日の「牛乳の日」に富山駅で、8月と1月には公衆浴場で市内産牛乳を配布します。
市内の寿司屋やます寿し店の情報発信や本市のプロモーションを行い、「すしのまち富山」という新たなイメージを創り出し、認知度向上やブランド化を図ります。
市公式LINEを開設し、行政情報の発信を行うほか、行政手続きが可能となるシステムを構築します。
産学官で構成する「富山市スマートシティ推進プラットフォーム」を構築し、富山市版スマートシティを着実に進めます。
電子回覧板
市税などの口座振替の新規申請手続きをパソコンやスマートフォンからWeb経由で申請可能な「Web口座振替受付サービス」を導入します。
町内会などが行う地域活動の活性化につながる取り組みを支援します。
町内会などに対し、電子回覧板の導入初期費用を支援します。
その他の主要事業については、市ホームページ(No.1003081)に掲載しています。
市民1人あたり 409,316円
市民1人あたり 186,027円
※令和5年1月31日現在の住民基本台帳人口(408,612人)をもとに算出しています。
基金・市債の令和5年度末残高見込額
種類 | 見込額 | |
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基金 | 360億7,549万円 | |
市債 | 3,686億3,446万円 | |
内訳 | 一般会計 | 2,316億7,873万円 |
特別会計 | 90億5,281万円 | |
企業会計 | 1,279億292万円 |