イラスト:疑問を持つ女性

聞いたことがあるような、ないような…
地域共生社会ってなあに?

 人口減少や少子超高齢社会の到来により核家族化が進み、地域のつながりが弱まる中、これまでの福祉サービスでは解決できない複合化・複雑化した課題が増加しています。これらの課題は、制度や分野ごとの「縦割り」や、「支える側」「支えてもらう側」という関係性だけでは対応が困難となってきていることから、「地域共生社会」の実現が求められています。

お問い合わせ 福祉政策課 電話:443-2262

地域共生社会とは…

 地域住民・地域団体・行政などのさまざまな主体が地域の課題を「我がごと」として捉え、住民一人一人の暮らしと生きがいを大切にし、地域を共につくる社会のことです。人と人、人と地域資源が、世代や分野を超えて「丸ごと」つながる取り組みを通して実現を目指します。

実現に向けたこれまでの取り組み

●わがまち・わがごと・まるごと地域モデル事業

 平成30年度から令和2年度まで、市内10地区をモデル地区として、地域の課題解決を図る仕組みづくりの推進を行いました。

【地区の取り組み例】

イラスト:大工

100人バンク

 「好きなこと・得意なこと」を登録してもらい、そのスキルをまちづくりの活動に役立ててもらいました。

修理や料理、着付け、音楽など40種類以上のジャンルが登録されました。

イラスト:カフェの女性

カフェ・サロン

 年齢や境遇に関わらず、いろいろな人が交流できる居場所づくりを目指して開催しました。

医師や薬剤師の講話、ボッチャ体験などのイベントも実施しました。

イラスト:親子

子育てのつどい

 子育て世代に、地域の方や福祉施設などと交流する機会の提供や、地域の取り組みを紹介しました。

3世代ふれあい遊びや、障害者施設で作ったパンの配布などの企画を行いました。

 市では、令和4年度から「重層的支援体制整備事業」を進めていきます。既存の高齢・障害・子ども・生活困窮の相談支援などの取り組みを生かしながら、包括的な支援体制づくりを行います。