森市長は、4月23日に任期満了を迎え、旧市を含め通算5期19年余りにわたって務めた市長を退任しました。
平成14年1月26日に旧富山市の市長に就任して以来、「人口減少と超高齢社会の進行という社会構造の大きな変革への挑戦」、「将来にわたり持続可能な都市構造への転換」、「20年後、30年後の将来市民にも責任の持てるまちづくりの推進」を市政運営の根底におき、市民一人一人の生活の質と、都市としての魅力や総合力を高めるため、さまざまな施策を推進しました。
平成17年4月1日に7市町村の大同合併による新しい富山市が誕生後は、初代市長として、川上から川下までを一つにした新市の一体感の醸成と、それぞれの地域特性を生かした均衡ある発展を目指して、地域間を結ぶ道路網の整備や小・中学校の整備など、数多くの事業に取り組みました。
また、公共交通を軸とした拠点集中型のコンパクトなまちづくりを一貫して推し進め、平成18年4月の富山ライトレール開業を皮切りに、平成21年12月には市内電車環状線化、また、令和2年3月には路面電車南北接続事業を実現しました。これにより市街地の南北分断が解消されたことは記憶に新しいところです。
森市長は、退任式において「市民、議員、職員に支えられ、通算19年余りにわたって、健康で市長としての職責を全うすることができたことは、感慨の極み。新市長のもとで、市民一人一人の生活の質の向上に引き続き尽力してほしい。」と感謝と激励の言葉を述べました。
最後は、市庁舎の市民ホールに集まった大勢の市民や職員に見送られて、市役所を後にしました。
初登庁する森市長
7市町村による合併協定調印式
チンドンコンクールでのアルトサックス演奏
SDGs未来都市選定証授与式
路面電車南北接続事業が完成した富山駅