【広報とやま 令和3年(2021年)3月5日号】
アメイジングトーク⑳ | 語る! 深める! |
映画「大コメ騒動」完成披露試写会舞台あいさつ
幼少の頃から、目立ちたいくせに恥ずかしがり屋な性格でした。小学生のとき、学校に旅劇団が来たんです。芝居後にかつらとメークを体験できるということで、メークを施してもらい体育館を1周することに。友人たちから「うっちー、違う人みたい!」と言われたことが、恥ずかしいけどうれしい。そんな気持ちになったことを覚えています。今思うと、これが役者を志すきっかけだったかもしれません。
高校時代は、テニスに明け暮れる毎日でした。本当は弓道をやりたかったのですが、正座が苦手で…。テニスでインターハイに出場し、そのことがきっかけで神戸の大学へ進学しました。大学1年のときに阪神淡路大震災を目の当たりにして「自分は生かされている。1日1日を大切にしたい」と思うようになったんです。同時に「一度きりの人生。やりたいことをやろう」とも考え、演劇の世界に入る決心をしました。
ずっと体育会系の生活を送ってきたので、どうせなら厳しい方がいいと
内浦純一(うちうら じゅんいち)さん
1975年生まれ。富山市出身。俳優としてテレビや舞台、映画など幅広く活躍する。主な映画の出演作品は「陽はまた昇る」「おかえり、はやぶさ」など
僕、富山が大好きなんですよ。仕事がない頃から、ずっと富山と関わりのある仕事をしたいと思い続けてきました。上京する前日に母へ「何年後になるか分からんけど、富山の大きなスクリーンの前で絶対、舞台あいさつするから!」と誓ったんです。その夢が、ついに映画「大コメ騒動」の出演でかないました。
また、東京で主演した舞台を、富山でも上演するというもう一つの夢も作品『
次の目標は、全国で公演できるような富山発信の舞台を作ること。富山の新しい文化となれるよう自分が発信源となり頑張っていきたいですね。
WEBサイト
この連載では、富山で活躍するさまざまな方の「アメイジング(驚くほど素敵)」な富山について掲載します。また、WEBサイトでは皆さんのアメイジングなエピソードも募集しています。
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