画像:はじめよう“未来共創” タイトル

はじめよう“未来共創”

 市は今年度より“未来共創”の取り組みをスタートしました。“未来共創”とは、多様な人々が立場や世代を越えて対等な関係で会話を重ね、未来のありたい姿を共有し、新たな価値を創造することを意味しています。

お問い合わせ 未来戦略室 電話:443-2006

“未来共創”二つの方向性

①暮らしの課題の解決

 行政だけが地域課題の解決を担うのではなく、市民や企業が主体的にまちづくりに参画することにより新しいアイデアを生み出すなど、暮らしの課題に対して「自分ごと」として関わることのできる機会を提供します。

②新しいビジネスの創出

 異なる分野の企業同士や将来的に創業・起業を検討している若者との交流を通じて、これまでになかったサービスや製品を生み出す「オープンイノベーション」の取り組みを推進します。

未来共創拠点施設「スケッチラボ」誕生

画像:Sketch Labスペース
ロゴ:Sketch Lab

 令和2年9月、富山駅前CiC3階に、未来共創拠点施設「Sketch Lab(スケッチラボ)」がオープンしました。スケッチラボという名称は、市内全域をラボ(実験室)に見立て、未来をスケッチする(描く)ことを意味しています。
 スケッチラボの会員は、施設利用のほか、各種プログラムへの参加ができます。プログラムの企画や施設運営は、若手起業家・経営者と市とによる官民連携組織「とやま未来共創チーム」が行っています。

  • フリーアドレススペース…小テーブルを自由に配置し、ビジネス交流やミーティングに利用できます。
  • 動画撮影スタジオ…動画撮影に利用できるスタジオです。個室の会議室としても利用できます(定員4人)。
  • 集中スペース…作業に集中したいときに利用できるスペースです。
  • 情報交換ウォール…会員同士の情報交換やアイデアの共有などに利用できるマグネットの壁面です。
開館時間
(月)~(金)10:00~21:00((祝)(休)、年末年始、CiC休館日を除く) ※見学可能。
会費(月額)
個人2,000円~、法人6,000円~

★会員以外の方が参加可能なプログラムもあります。

スケッチラボの未来共創活動

 スケッチラボでは、さまざまな未来共創活動(プログラム)を通じて、新たな交流や挑戦の機会を提供しています。

写真:とやま未来共創会議の様子

とやま未来共創会議

地域課題解決型プログラム
(とやま未来共創会議、パークラボ など)

 「とやま未来共創会議」は、公募で集まった高校生から50代までの多様な参加者によるワークショップです。“未来共創”のためのビジョンをつくり、そのビジョンを実現するための企画などを行うことで、地域課題の発見や解決を目指します。
 このほかにも、公園や広場の新たな利活用について検討するワークショップ「パークラボ」などを行っています。

写真:スケッチミートアップの様子

スケッチミートアップ

交流プログラム
(スケッチミートアップ、スケッチリレートーク など)

 「スケッチミートアップ」は、会員以外の方も参加できる月例の交流会です。ビジネスの情報交換や仲間づくりなどが行われています。
 「スケッチリレートーク」では、富山で活躍する若手起業家がリレー形式でトークを行います。身近な起業家からビジネスのヒントやチャレンジの姿勢などを学ぶことができます。

写真:SDGsラボの様子

SDGsラボ

ビジネスプログラム
(スケッチオーデション、SDGsエスディージーズラボ など)

 新たなビジネス展開を後押しするためのプログラムも行っています。
 「スケッチオーデション」は、学生や若者が「まずはチャレンジしてみること」を目的として、将来実現したいビジネスアイデアなどについて、現役の経営者に発表するプログラムです。
 このほかにも「SDGs(持続可能な開発目標)」をビジネスに生かすための「SDGsラボ」などを開催しています。

若者が活躍しやすい富山へ

写真:村上宏康さん

とやま未来共創チーム 会長
村上むらかみ宏康ひろやすさん(富山ニュービジネス協議会 副会長)

 富山の未来を担う若者には、「楽しい人生を送るために今何をすべきか」を常に考えてほしいと思っています。これまで富山には、挑戦したい若者同士や若者と企業などが出会える場所は少なかったと思います。スケッチラボで、多くの若者がさまざまな人との出会いを通じて「面白いことがしたい」「自分もやってみよう」と感じてくれたらうれしいです。
 企業や行政側も若者に期待をしています。自分も起業家の一人として、次の世代が活躍しやすい富山を作るため、魅力的なプログラムを通じてこの場の価値を高めていきたいと思っています。

写真:伊藤里歩さん

スケッチラボ 学生研究員
伊藤いとう里歩りほさん(大学3年生)

 県外に進学しましたが、新型コロナウイルス感染症の影響でオンライン授業となり、地元富山に戻ってきています。この時間を有効活用できればとスケッチラボの学生研究員に応募しました。
 企業や大学教授など、さまざまな方と関わる機会が得られる場所は貴重だと思います。挑戦したいことがあれば企業やスタッフが協力してくれたり、向こうから巻き込んでくれることもあります。私は元々イベントの企画・運営に興味があったのですが、周りの協力もあり今実際に企画を行っています。将来は富山で働きながら、富山の魅力づくりに貢献できたらと思っています。

QR:スケッチラボ WEBサイト

WEBサイト

 スケッチラボでは、会員の皆さんやプログラム参加者からのアイデアをもとに、今後もさまざまな取り組みを実施する予定です。ぜひご注目ください。