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1.調査のあらまし |
調査地は、富山城南側の三ノ丸外堀周囲に置かれた城域警備の番方武家地の一角です。大手門からは130m西に位置します。
調査では、江戸時代後期(18世紀後半から19世紀代)の屋敷境の溝と、狭い範囲に集中した井戸が見つかりました。
井戸には、江戸時代前期(17世紀)の陶磁器が出土したものもあり、幕末まで長い期間この場所を水場としていました。 また、井戸周辺の土壌分析から、この場所が湿度の高い場所であったことがわかりました。屋敷の中で集水に適した場所を選んで利用していたと考えられます。 |
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調査区全景(東から) |
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石組井戸 |
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