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現在墓標正面額内に刻まれている神道式の銘は明治17年に改刻されたもので、それ以前は仏教式の戒名が刻まれていました。 |
仏教式の戒名が記された拓本が、富山藩前田家の菩提寺の一つである大法寺に残されており、以前の銘が確認できます(写真1)。 |
これを見ると戒名の両脇に没年月日が刻まれており、現在両側面に刻まれている銘も明治17年に新しく刻まれたものと思われます(写真2)。 |
現在、各藩主墓の左側面に刻まれた「越中富山城主」の銘を見比べると同じ筆跡であることから、新しく刻まれたものと判断できます(図)。 |
(小林)
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写真1 初代墓改刻前の拓影 |
(『富山市史』より) |
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