国立科学博物館便り(2) 2009年5月

抱石だきいし」の大きさが判明!

屈葬くっそう人骨の胸部にあった抱石は、机上発掘の進展により、いよいよ外すことができた。

抱石の大きさ・重さは、最大長30cm、最大幅24cm、最厚部12cm、重さ12kgである。写真は裏返した状態で、まだ骨片などが付着している。
石の種類は、石英閃緑岩せきえいせんりょくがん(火成岩)である(国立科学博物館地学研究部 松原聰部長の鑑定による)。
 
科博・人類研究部長 溝口優司
 
抱石の裏返し写真と寸法
抱石の裏返し写真と寸法