有孔鍔付
(
ゆうこうつばつき
)
土器
口縁の下の張り出した
鍔
(
つば
)
の上に11の小さな
孔
(
あな
)
があります。胴部には把手状の突起が4か所あり、その1つは、先端部に凹みをつけ、一方に2つの小さな孔を表現しています。あたかもヘビが大きな口を開けている様子を模したもののようです。全体にベンガラとみられる赤色顔料が塗られています。
有孔鍔付土器の用途は、口の部分に動物の皮を張って太鼓にしたという説、お酒を入れる容器として使ったという説などがありますが、はっきりとはわかっていません。
竪穴住居から出土した様子