| |
 |
| |
| この遺跡は、旧石器時代から奈良・平安時代まで人々の生活が営まれた場所です。6回にわたる調査で、縄文時代に属する多くの遺構と、奈良・平安時代の竪穴住居跡6軒や製鉄に関わる遺構などが発見されました。 |
 |
| ドングリやトチの実などが出土した土坑 |
|
| 直径1.5mほどの縄文時代後期(約3500年前)の穴からは、炭化したドングリやトチの実が発見され、食糧貯蔵用として使われていたことがわかります。また中期から晩期にかけて、祭祀を行ったと推定される施設をもつ大型の袋状の穴、縄文土器を10個分も埋めた穴、石刀や笛と考えられる土版を埋納した墓穴など、いろいろな用途の穴がくりかえし築かれました。 |
| |
| 遺構からは、縄文土器や石鏃、打製石斧、磨製石斧、凹み石、石皿など狩猟・漁ろう・植物加工の道具、土偶、土版、三角とう型土製品、石棒、石冠などまつりの道具が数多く出土しました。 |
| |
| 古沢遺跡に住んだ人々は、呉羽山丘陵の豊かな自然の恵みを祈りながら長い間生活を続けたことがわかります。 |