大地震はいつやってくるかわかりません。そのために家族で日頃の備えや、いざというときの心構えについて話し合っておきましょう。
最近の地震による負傷は、家具の転倒、ガラスの破片、落下物によるものがほとんどです。特に幼児や高齢者等のことを考えて対策をたてましょう。
タンス、食器棚、冷蔵庫、ピアノ等は専用の金具やフックなどで固定しましょう。
また、重いものは低い場所に置き、家具等は万一倒れても、人が下敷きにならず、出入口がふさがれない場所に配置しましょう。
寝室、子供部屋のほか、高齢者や障害のある方の居室は十分配慮しましょう。
飛散防止フィルムをガラス全面に張り、カーテンを張っておきましょう。
過去の地震ではブロック塀などの下敷きになって、多くの人命が失われています。
また、避難や消火活動、救援活動の妨げとなりますので、安全点検し補強、改修をしましょう。
・基礎の根入れは十分か
・塀は高すぎないか(地面から2m以下であること)
・傾き、ひび割れはないか
・鉄筋が入っているか など
水、燃料、照明、食料など、供給されなくなった場合に備えて数日は自力でしのげる用意をしておきましょう。
飲料水は最低一人一日3リットルは必要と言われています。赤ちゃんや病人のいる家庭ではさらに多くの備蓄をしておきましょう。
アルファ米やレトルトご飯など、常温で保管ができて調理に特別な器具などが必要ない食品を用意しておきましょう。
また、おかずとして各種の缶詰、乾物など保存がきくものを用意しましょう。乳幼児がいる場合は、粉ミルク、離乳食、おやつ等も用意しましょう。
都市ガスは、一軒一軒の安全を確かめてからでないと再供給されません。過去の大きな地震でも、ガスが使えるようになるまで日数がかかっています。
卓上コンロが手軽で便利です。予備のガスボンベの用意もしておきましょう。
固形燃料、炭、板切れや木切れを燃料にすることもできるので、七輪などの用具も用意しておきましょう。
懐中電灯を家族数に合わせて用意し、所定の場所に備えましょう。
また、予備の電池も十分用意しましょう。
ロウソクの使用は、火事の原因になりかねません。特に子供や高齢者だけでの使用は厳禁です。
情報に接することは、心の安定を図る上で重要なことです。また、正確な情報を得ることで、不確かな情報に惑わされることがなくなります。携帯ラジオを予備の電池とあわせて用意しておきましょう。
下着、靴下、季節に応じた衣服、軍手、防寒具、雨具など
ヘルメット、携帯用充電器、ロープ、筆記用具、簡易トイレ、使い捨てカイロなど
常備薬・持病薬、消毒液、マスク、除菌用アルコール、ティッシュ、ビニール袋など
現金、通帳、印鑑、健康保険証、身分証明書など