
小糸の弘法大師立像

所在地:大沢野町小糸
別称:弘法さま
類型:石像(高さ30センチメートル)
造建者:不明
造建年代:不明
信仰:大師信仰
「小糸イボトリの水命の水 伝説有り」
小糸宗徳寺があったところ(現在公民館)の裏に、弘法大師立像が祀られています。右手に錫杖、左手に托鉢を持ち、頭に菅笠をかぶり、衣が風になびいている姿は、小さいながらも威厳があります。石像の下からは清水が湧き出ており、これに関して、「弘法イボトリの水」や次のような「命の水」伝説が残っています。かつては、毎年12月23日、24日に「大師講」が催され、この日に決まって「弘法あとかくしの雪」が降ったということです。
「弘法さまが飛州街道をお通りになった折、小糸のある家に立寄って水を所望されました。この家の信心深いお婆さんが出てみると、旅僧でありましたので、家に汲んで置いてあるのでは勿体ないと思い、手桶を持って出かけ、小半時後ようやく水を汲んで帰ってきました。弘法大師が『この水はどこから汲むのか』と聞いたところ、『五町も奥の谷間からです。』と答えました。大師は村人の難儀を思い、汲んで出された柄杓の水をのみ、残りをその家の庭に注ぎ、何かを唱えられたところ、不思議や清水が湧き出てきました。」
