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現在位置:HOMEの中の観光・みどころの中の文化の中のガラスの街とやまからアーティストインタビュー 1

アーティストインタビュー 1

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第1回 吉田 薫さん (ガラス作家) 


違う世界に触れてみて、その経験をガラスにフィードバックしたいですね

いつ頃からガラスに興味を持ち始めたのですか?

ある時、市民大学にガラス工芸コースがあるのを知って、受講してみたのがきっかけですね。私は大学では木工を専攻していたんですが、もともと他の素材にも興味があって、それでおもしろそうだな、と思ってガラスを受講してみたら、見事にハマってしまったと(笑)。その後富山ガラス造形研究所に入学したわけなんですが、当時はガラス作家になりたかったというよりも、とにかくどんな形でもいいからガラスを続けたい、という思いの方が強かったですね。

作品を制作する時に心がけていることは何ですか?

やっぱり<自分自身で納得できるものを作る>、ということです。プロダクション・ピースの場合でも、クライアントの意向を聞きながら、ただ言われたとおりに作ってるのでは駄目かな、と。どんな作品にも自分なりのこだわりを持って、その気持ちに対して嘘をつかないように心がけてます。

作品のコンセプトを考える上で、何か影響を受けているものはありますか?

<雪>とか<冬>のイメージですね。正確に言うと影響を受けているというか、興味を持っている、ということなんですが、作品を制作する上で昔から変わらないテーマであることは間違いないです。すぐに融けてしまう雪のはかないイメージや、冬という季節が持っている透明感みたいなものを表現するのに、ガラスはすごく適した素材なんです。

あと作家でいえば、全然作風は違いますけど、スウェーデンのベルティル・ヴァリーンや、同じ富山で制作されている佐野曜子さんなどに影響を受けましたね。

今のガラス界全体のあり方をどのように感じていますか?
また、富山市では様々な観点からガラスに力を入れているわけですが、富山におけるガラスの未来について、どのようなことを期待していますか?

未来…ですか(笑)。すごく難しい質問ですが、少なくとも今は、ガラスは一部の人にしか浸透していないと思うんですね。それが将来、富山のどの家庭にも手作りのガラスが当たり前のように置いてあるような、そんな未来になっていればすばらしいですね。

それから、富山で若いガラス作家の人たちがどんどん出てきて、作家活動を始めてると思うんですが、そのことに対するプレッシャーみたいなものはないですね。ただ、富山で育てた作家が、富山の中だけに居座ってしまうのは、逆にもったいないかな、とは思います。自分がガラス作家になるために勉強した富山のことを、富山以外の土地でアピールしてくれれば、それはそれで富山にとってはプラスになるんじゃないかな、と思いますね。


作家として活動している中で、特に苦労している点は何ですか?

それはもちろん、工房の維持費です!(笑)。ガス代なんかけっこうかかるんですよ。あと工房でガラス講座をやってるんですが、生徒さんの確保にも苦労してますね。やっぱりガラスは敷居が高いと思ってらっしゃる人が多いみたいで、そんな人たちにどうやってガラスの楽しさを伝えていけばいいのか、いつも考えてます。

吉田さん自身の作家としての夢を聞かせてください。

うーん。夢というか、将来の希望というか…とにかくいつかチャンスがあれば、外に出てみたいと思ってるんですよ!(笑)。なぜって、私ずっと富山でガラスを作り続けてきて、一度も外の世界を体験したことがないんですね。他の国でも他の芸術でも、とにかく今の環境とは違う世界に触れてみて、その経験をガラスにフィードバックしたいですね。

最後に、吉田さんにとって<ガラス>とは何ですか?

ひじょうに月並みな答えで申し訳ないんですが、やはり<自分の一部>ですかね。それはガラスが外に向かって自分自身を表現するための媒体であるという意味でもあるし、また何よりも、実際にガラスでモノを作って生活してますからね(笑)。とにかく切っても切れない関係ですね。


(2005年6月、GLASS FACTORY K’S studioにて)


吉田 薫
1958年富山県生まれ。81年、富山大学卒業。93年、富山ガラス造形研究所造形科卒業後、同研究所研究科、研究科助手などを経て、97年に個人工房GLASS FACTORY K’S studioを開設。個展、グループ展を中心に活動し、04年『第2回現代ガラス展inおのだ』では大賞を受賞。富山市の中心市街地で毎年おこなわれる、作家の自主企画による展覧会イベント『SUGOROKU』にも参加するなど、県内外で精力的に活動中。

GLASS STUDIO K’S STUDIO
富山県中新川郡舟橋村東芦原145
TEL.076-463-6055
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