3Rの推進

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ページ番号1005355  更新日 2023年3月7日

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3Rでごみをダイエット環境にもやさしい暮らしを

私たちの暮らしが豊かで便利になるほど増えるごみ。でもその中身について思い出してみると、買い過ぎて使い切れなかった食材や、衝動買いした不要なものも結構あるのではないでしょうか。

こうした無駄を減らすことは、限りある地球の資源を大切に使うとともに、家計のダイエットにもつながります。

その方法として最近は、物を大切に使ってごみを減らすReduce(リデュース)、物を繰り返し使うReuse(リユース)、再び資源として利用するRecycle(リサイクル)の頭文字をとった3R(スリーアール)という考え方が注目されています。

3Rに基づいて買い物など普段の行動を少し見直し、環境と家計にやさしい暮らしを始めましょう。

1.循環型社会を実現するために(3Rの推進)

Reduce(リデュース)ごみの発生抑制。ごみになるようなものは買わない。ごみを減らすということ。

『生産者は、ごみになるようなものを作らない』『消費者は、過剰包装を断るなど、ごみになるものを買わない』、という社会・経済システムを創ることが大切です。

大量生産・大量消費・大量廃棄の使い捨て型の生活習慣を見直しましょう。

  • 消費者は無駄なものを買ったりもらったりしない。
  • 使い捨て商品を減らし、リサイクルしやすい製品やエコマーク商品、再生品を購入する。
  • 長期間使用できる商品の購入に努めるとともに物は大切に使う。
  • 買物に出かけるときは、マイバッグを持参し、レジ袋や包装材などはもらわないようにする。
  • 本や商品などを購入する場合は、過剰包装は断り、簡易包装に協力する。
  • 量り売りやばら売りのものを購入する。

例えば、必要以上の物を買わず余分な物をごみにしない、使い捨て容器入りの製品の替わりに詰め替え用を買うといったことも、ごみの減量につながります。

生ごみについては、調理中に出る「野菜くず」、食べ切れずに残された「食べ残し」や、材料を買って来ても、冷蔵庫の中で古くなり手付かずのままで捨てられた「賞味期限切れの食材」がありますが、それぞれについて減らす工夫をすることが減量になり、結果的には家計の節約にもつながります。

  • 商品を買うときは包装が簡単なものを選んだり、詰め替え容器を利用したり、長く使えるものを選ぶようにする。
  • 生鮮食料品などは余らないように適量を購入するなど、買物は必要なだけ購入する。
  • 衝動買いはやめる。

Reuse(リユース)再使用物を繰り返し使う。ものを購入するときは繰り返し使えるものを選ぶこと。

使い捨て容器(ワンウェイ容器)でなく、ビールびん・酒びん・牛乳びんのように、何度も使える容器(リターナブル容器)に入った製品を選ぶこと。
フリーマーケットやリサイクルショップの活用、そして、古本屋や図書館の利用なども再使用です。
まだ使える服などは、必要としている人にゆずりましょう。手直しして使えるものは、修理・修繕をして使いましょう。

  • ものを修理したり、捨てる前に必要としている人に譲るなど、ごみとしないで再利用。
  • ビール瓶などはお店に返却、まだ使えるものはフリーマーケットに出品する。
  • ペットボトルや紙パックより、リターナブルびんなど再利用できるものを選択する。
  • 故障したものは修理・修繕して再利用する。
  • 不用品は、フリーマーケットやバザーに活用する。
  • 衣類は着回しやリフォームを活用する。
  • 裏の白いチラシはメモ用紙として使う。

Recycle(リサイクル)再生利用リサイクル活動へ積極的に協力をする。自分で堆肥化、飼料化する。

地域での集団回収による古新聞や古雑誌は再生紙として循環利用されています。集団回収の輪を広げましょう。
市が行なう缶・びんの収集によりアルミ・鉄・ガラスびんに再生され再利用されています、缶・びんの資源収集に協力しましょう。

  • 新聞や雑誌・雑紙、段ボール・紙パック、ビン、カンをごみではなく集団回収や資源回収に出す。
  • ペットボトルや食品用トレイを店頭に持参したり、ごみではなく資源とし活用する。
  • 生ごみや刈草は、コンポスト化容器などを利用し、家庭菜園や花壇、樹木等の堆肥として利用する。
  • 市が資源ごみとして収集している空き缶や空きびん、ペットボトル、プラスチックの容器包装、紙の容器包装、古紙などは分別し、資源の有効利用に努める。
  • 校区の資源集団回収に積極的に参加する。

2.循環型社会を実現するための取り組みの優先順位

循環型社会を実現するための取り組みには優先順位があります。
まずは、ごみになるものをできるだけ減らすように心がけ(1.Reduce)、次に、不要になったものでもできるだけ繰り返し使い(2.Reuse)、繰り返し使えないでどうしても残ってしまったものは資源としてリサイクルする(3.Recycle)。
リサイクルする場合も、資源として再生利用することを第一に考え(マテリアル・リサイクル)、資源として使えないごみは、燃やしてそのエネルギーを利用します(サーマル・リサイクル)。
そして、どうしても捨てるしかないものは、環境を汚さないように、きちんと処分する(適正処分)。こういった優先順位を一人ひとりが意識しながら生活することで、大量廃棄社会から、循環型社会へ転換することが出来ます。
ごみになるものを家庭に持ち込まないこと、環境負荷の少ない商品を選ぶこと、リターナブル容器を選択すること、食品は必要以上に買わず調理は作り過ぎないことなど、自分自身の買物行動等(ライフスタイル)を見直すことがごみを減らすことになり、結果的には家計の節約をすることにもなります。
まずは、日常生活でごみになるものを買わない、そしてごみを減らす工夫と努力をし、ものをできるだけ捨てない生活習慣を身につけましょう。

1.リデュース
(ごみの発生抑制)
ごみになる物をできるだけ減らすように心がける
2.リユース
(再使用)
できるだけ繰り返し使う
3.マテリアル・リサイクル
(原料として再生利用)
繰り返し使えない場合は資源としてリサイクルする
4.サーマル・リサイクル
(熱エネルギーとして利用)
資源として使えないごみは、燃やしてその熱を利用する
5.適正処分
どうしても捨てるしかない物は、環境を汚さないように、きちんと処分する

3.ごみの減量に挑戦しましょう

富山市の家庭で出される燃やせるごみと燃やせないごみの量は、一人あたり1日約566グラムです。(令和3年度実績)

一人ひとりが1日あたり100グラムのごみを減らす(資源ごみも含む)だけで、年間15,000トン以上(=100g*408,293人*365日)のごみが減量できる計算となります。

【例】
レジ袋(13g)、1000ml牛乳パック(31g)、500mlペットボトル(30g)、醤油のペットボトル(42g)、350mlアルミ缶(16g)、350mlスチール缶(40g)、缶詰の缶(73g)、玉子のパック(15g)、新聞紙朝刊(折込広告含む)(300g)、週刊誌(約650g)、ティッシュペーパーの箱(49g)、サランラップの箱(39g)

ものを買うとき、捨てるときのちょっとした心づかいが、ごみの減量につながります。
みなさんで、1人1日100gのごみの減量に挑戦してみませんか。一人でも多くのみなさんに取り組んでいただくことで、ごみの減量化と循環型社会が実現できます。

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環境部 廃棄物対策課
〒930-8510 富山市新桜町7番38号
電話番号:076-443-2281
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