富山市地域再生計画(汚水処理施設整備交付金)の事後評価
地域再生計画とは
地域再生計画とは、地域再生法(平成17年4月1日施行)に基づき、地域経済の活性化、地域雇用の創造を実現することを目的とし、地方公共団体が、地域の特性を踏まえつつ、地域活性化の構想を具体化するために策定する計画です。
富山市では、地域の生活環境を改善するため、富山市「共生・交流・創造」のまちづくり再生計画を策定し、平成17年度に内閣府の認定を受けました。この計画では、地方再生法により国から交付される汚水処理施設整備交付金によって八尾地域・婦中地域の公共下水道の整備、熊野地区・月岡南部地区の農業集落排水の整備、その他下水道計画区域外の市内全域への合併処理浄化槽設置を平成21年度まで行うこととし、平成21年度末をもって、地域再生計画の事業期間が終了しましたので、数値目標に照らし状況を調査・評価し、公表します。
富山市地域再生計画の概要
-
地域再生計画の名称
- 富山市「共生・交流・創造」のまちづくり
- 地域再生計画の作成主体の名称
- 富山市
- 地域再生計画の区域
- 富山市の全域
- 計画期間
- 平成17年度から平成21年度
- 概要
- 富山市は、戦後間もない昭和27年から公共下水道をはじめとする汚水処理施設の整備に順次着手し、平成16年度末現在では、汚水処理施設人口普及率は90.3%となっていましたが、平成17年4月1日に合併した各地域間において汚水処理施設整備の進捗に差があり、その後の事業展開の課題となっていました。
このため、八尾町地域および隣接する婦中町地域については公共下水道で、富山地域南部の熊野地区および月岡南部地区については農業集落排水で、これら以外の個別処理が有利とされる地域については合併処理浄化槽で汚水処理施設を整備し、生活拠点を中心に生活環境の充実を図るほか、川辺環境及び優良農地の保全を図ることとしました。
地域再生計画の目標と実績
- (指標1)
-
汚水処理関連施設の整備促進
汚水処理施設人口普及率を90.3%から92%以上に向上
平成21年度実績:97.6%
- (指標2)
-
汚水処理関連施設の整備促進
「下水道などの生活排水処理」の満足度を78.7%から84%に向上
平成21年度実績:78.3%
- (指標3)
-
農業振興地域の良質な農業用水を確保し、担い手農業者の育成
担い手農業者(認定農業者、集落営農組織)289から420に増加
平成21年度実績:408人
事後評価及び今後の方策
事業の成果として、指標2の市民意識調査の結果については、平成20年の下水道の使用料金の改定や下水道整備に伴う費用負担の影響などにより目標を達成できませんでしたが、指標1の汚水処理人口普及率は、目標数値92%に対し、実績が97.6%と目標を大きく上まわり、また指標3の担い手農業者数についても確実に増加していることから、地域再生計画(汚水処理施設整備交付金)の効果は非常に大きいと考えています。
今後は、地域再生計画(汚水処理施設整備交付金)を利用し下水道を整備した地区を中心に接続率の向上のための普及促進活動を展開し、より衛生的で快適な生活環境の充実を図り、川辺環境及び優良農地の保全を図ることとします。また、その普及促進活動を通じ、汚水処理の重要性などを説明し、市民の意識が向上する努力を行いたいと考えています。
詳細資料ダウンロード
PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビ株式会社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。
ご意見をお聞かせください。
このページに関するお問い合わせ
上下水道局 下水道課
〒930-0859 富山市牛島本町二丁目1番20号
電話番号:076-432-8792
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。