風しん(三日はしか)

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ページ番号1004095  更新日 2023年12月4日

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風しんにご注意ください

風しんは、以前は周期的な流行や局所的な流行が報告されていましたが、近年では、海外からの輸入例や、国内でも関東地方を中心に患者の増加が認められています。
風しんの感染予防には、予防接種が効果的です。

  • これまで、風しんにかかっていない方、予防接種を受けていない方
    (特に30代から50代の男性の方)
  • 妊娠を希望する方、妊婦の夫や同居家族の方
  • 診療に関わる医療関係者の方

などは、予防接種を受けましょう。

1. 風しんとは

  1. 風しんウイルスによる感染症です。「三日はしか」とも言われます。
  2. 空気中の風しんウイルスを吸い込むことによる感染(空気感染)や、咳やくしゃみなどに含まれたしぶきを吸い込むことによる飛沫感染で起こります。
  3. 潜伏期間は、感染から発症まで、14日から21日(平均16日から18日)かかります。
  4. 初期症状は鼻水、せき、発しんが顔や首から始まり、さらに全身に広がります。
  5. 赤い発疹、発熱、耳の後ろや首すじのリンパ節の腫れが主な症状です。
  6. 基本的に予後は良好な疾患ですが、女性が妊娠初期に風しんに感染すると、お腹の赤ちゃんにも感染し、流産あるいは新生児に難聴、白内障、心奇形などの先天性異常、いわゆる先天性風しん症候群を起こす場合がありますので、特に注意が必要です。
    富山市では、先天性風しん症候群を予防する対策として、風しん抗体検査を実施しています。詳細は、風しん抗体検査のページをご覧ください。

2. 予防方法

  1. 外出後の手洗い、うがい、咳エチケットなどに気をつけましょう。
  2. 発疹や発熱などの症状があれば、早めに受診しましょう。
  3. 受診の際にはマスクを着用し、医療機関に「風しんかもしれない」ことをあらかじめ連絡しておきましょう。
  4. 予防接種も効果的な予防方法です。(ただし、妊娠中の方は予防接種を受けられません)。
    風しんの予防接種は、1977年に予防接種法に加えられ、先天性風しん症候群の発生を防ぐため妊娠可能な女性に免疫を与える目的で、中学生女子を対象に予防接種が行われていましたが、1994年の予防接種法の改正に伴い、接種対象が生後12か月から90か月未満(1歳から7歳6か月)の男女に変更されました。
    このため、1979年4月2日から1987年10月1日生まれの女性及び20代後半以上の男性は、経過措置はとられたものの予防接種を受けていない人が多く、この年齢層は風しんの免疫を持たない人が多いと考えられています。
    これまで、風しんにかかっていない方、予防接種を受けていない方(特に30代から50代の男性の方)、妊娠を希望する方・妊婦の夫や同居家族、診療に関わる医療関係者の方などは予防接種を受けましょう。
    • ア 麻しん・風しんの混合ワクチン(MRワクチン)を2回接種する定期予防接種制度が設けられています。
      (接種費用は無料)
      ※対象者には接種券をお送りしています。対象時期がきたら早めに予防接種を受けに行きましょう。
      予防接種の詳細は、麻しん風しん(MR)のページをご覧ください。
    • イ 1962(昭和37)年4月2日~1979年(昭和54)年4月1日生まれの男性の方は、風しんの抗体検査及び予防接種を原則無料で受けることができます。
      詳しくは、風しんの追加的対策についてのページをご覧ください。
    • ウ 予防接種を受けたことがない方や、1回のみ接種された方で心配な方は、任意(有料)で予防接種をすることができます。かかりつけ医に相談の上、必要に応じて抗体価検査や予防接種を受けてください。

3. 関連サイト

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このページに関するお問い合わせ

保健所保健予防課
〒939-8588 富山市蜷川459番地1
電話番号:076-428-1152
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。