富山市の自殺の現状
1. 自殺者数の推移(平成17年から令和4年)
平成17年以降の自殺者数の推移は、平成20年の110人をピークに減少傾向にあり、令和元年には過去最少の48人にまで減少した。しかし、令和2年には69人と増加しており、長引くコロナ禍の影響を受けたものと考えられる。令和4年は77人となっている。
2. 自殺死亡率の推移と数値目標(平成17年から令和4年)
人口10万人あたりの自殺者数(以下「自殺死亡率」という)は、減少傾向にあったが、令和2年に17.0と高くなっており、長引くコロナ禍の影響を受けたものと考えられる。
令和4年の自殺死亡率は19.2で、富山県(19.8)より下回っているが、全国(17.4)を上回っている。
自殺死亡率の数値目標は、令和8年に10.5以下となることを目標とし、自殺対策に取り組んでいる。
3. 男女別の自殺者数の推移(平成17年から令和4年)
平成17年以降では、男性の自殺者数は平成20年の81人をピークに推移しており、平成28年以降50人を下回っていたが、令和2年は大きく増加し、令和4年は令和3年の45人を上回り48人となった。
女性の自殺者数は平成29年以降20人を下回っていたが、令和4年は29人と急増している。
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