Q. 路線バスの料金が高いので、競争の原理を導入してみてはどうか。
また、介護保険料はどうなるのか。上婦負は保険料が高いのだが。
A. 介護保険は独立した収支に基づくものであり、上婦負地域にはケア施設が多く、体制が充実していることから、負担を伴う状況となっている。これからは、在宅看護の環境整備も考え、介護保険料全体の負担を抑えていく努力が大切と考えている。

また、路線バスの問題は非常に難しく、バス事業者は撤退の方向に向かっている。今後どのように維持していくかなど、高齢者等の交通手段確保を含めた対策は重要であると考えている。
Q. 人口を増やすような政策は考えないのか。(子育て奨励金など)
また、国際化を見据えた方策はあるのか。
A. もちろん考えていくが、合併する・しないに拘わらず、各自治体が取り組んでいる大きな仕事である。国全体の人口減少という問題もあるが、放置すれば減少速度が増すだけなので、一時保育・休日保育・夜間の延長保育や共働き世帯への子育て支援策などを含め、複合的に安心して子供を生み育てる環境作りに努めたいと考えている。

また、個人的には、将来、物流が日本海側から出て、ヨーロッパへ繋がる時代が必ずくると考えていることから、交流・交易の拠点となる港の整備も大切と考えている。
Q. 合併に対する市町村の考えは、どうなのか。
また、高等学校の統廃合について、どう考えているのか。
A. 「市町村単位」でというよりも、色んな意見が当然あると思う。住民の皆さん全員が揃って合併したいと思っているとは私も考えていない。将来のことや地方分権の流れを踏まえ、「地方自治体がしっかりとした体力を備える」という認識から現在合併の協議に望んでおり、今後も「広い心と長い目で、将来の地域をどうしていくかを考える機会」を作っていきたい。特に、例えば川上、川下の一体性は極めて重要で、川下の安全や川上の森林や棚田の保全、中山間地振興にも取り組んでいきたいと考えている。なお、高等学校の件は、要望として県へ伝えたい。
Q. 合併に対する各市町村の足並みは揃っているのか。県内の協議状況はどうか。
A. 一部単独でやっていくという自治体もある様だが、多くは合併に向けた取り組みを進めている。地方分権の流れの中で、地方自治体の責任は一層重くなる一方、財政的なバックアップは縮減されるような状況の中で、将来に向け地域住民に対する行政サービスの提供と負担の軽減を図るためにも、スリムで効率的な行政体を構築していくことは大変大事であり、避けて通れない部分であると思っている。ただし、県内の自治体には、自治体それぞれの判断がある訳で、コメントする立場にないと考えている。
Q. 個性が失われないような合併をお願いしたい。
A. 1つの大きな市になるが、旧自治体を単位とした一種の自治組織を作ることが可能な法律案の成立も予想され、これらを参考に、従来からの歴史や伝統、文化等を踏まえつつ、新しいまちづくりに取り組みたいと考えている。
Q. 財源が厳しい状況の中で、負担の軽減が可能なのか。
A. 合併という手段を通じて行政のスリム化を進める一方、サービスを後退させないための全体的な取り組みを進めながら、効率的な行政運営を実践していくことが重要であると考える。
Q. 住民の声を反映できるのは議会議員だが、その方々の取り扱いはどうなるのか。町の姿勢はどうなのか。
A. 議員の身分に関わる事項は、今各議会議員の方々に方向性を出していただくようお願いしている。議会関係者の方々で結論を出され、それを踏まえて法定協議会で議論することになる。また、「地域の声が届かなくなる」という不安に対する答えとして、地方制度調査会が示した答申を踏まえながら、「新たな自治組織」を導入していくことになるもの考えている。
A. 町の姿勢としては、今の段階ではっきり合併すると決めた訳ではなく、合併協議会の中で色々と協議し、それを町民の皆さんに報告・資料提供しながら、全町民で議論して決めていくという考え方である。なお、町独自の「合併に関する懇談会」を各校区で予定しており、議論することとしているので参加願いたい。
Q. わが町は財政的にも健全であり、人口も増えている状況の中で、合併する必要があるのか。
また、町への投資が減るのではないか。住民アンケートにおける住民の意向はどうなのか。
A. 富山市は富山市なりに健全な財政状況だし、貴町は貴町なりに健全な財政状況だということだけ誤解の無いように願いたい。また、必要性については、町自身の判断になることから、町主催の説明会等の場で議論いただきたい。なお、法定協議会は、判断材料づくりに努力しているので、最終判断の際に活用願いたい。
A. アンケートは合併地域内全体から約6,000人を抽出して行ったもので、町のデータが必要であれば対応したい。
Q. 森林の荒廃が進んでいる。合併によって加速するのではないか。
A. 地域内全体の将来の安全のためには、川上から川下までの広範な範囲を一体的に捉え、これまでの取り組みや今の生活水準が守られるよう努めたい。
Q. 富山市財政危機回避緊急プログラムを何故今発表されたのか。
A. 本市の16年度の予算編成に当たり、「合併前の基金(貯金)は取り崩さない」ことを決め、合併後の新市の体力を落さないよう努めた結果に端を発している訳で、いわば、16年度予算編成方針と考えていただきたい。なお、間違っても、将来大きな付けが残るような過大な事業を展望できる時代ではないことから、堅実に一つ一つの事業を実施していくことが今一番大切なことだと考えている。ちなみに、本市の財政状況はいつ如何なる時も公表しているので、参考にしていただきたい。
Q. 「合併ありき」で進んでいるではないか。
A. 町としては、今後の協議状況や示された内容を基に最終的には町民の皆さんに判断していただくのが基本である。 町民の皆さん、議会の皆さんの考えを十分に組みとって最終的な判断を下すことになり、これらを前提に、合併協定書への調印や議会での議決が得られることになると考えている。
Q. 町の名前は消えてなくなるのか。
A. 住民の方々の意見を集約しながら取扱決めていきたい。
Q. スケジュールを見た時に、今の取り組みで間に合うのか。 ペースを上げた方が良いではないか。また、説明会などの回数も増やせないか。
A. 間に合わせるように努めたい。なお、各担当職員などは大変な苦労をしている状況もご理解願いたい。具体の協議内容については、来年1月末の協議会からお示しできると考えており、2月頃には改めて具体の説明ができるような機会を設けたいと考えている。また、各市町村の住民説明会もあることから、その都度、足を運んで中身を受け止めていただき、判断願いたい。
Q. 議会が住民の意見をどのように集約して「合併の是非」を決定していくのか。
住民の足として、上滝線を残して欲しい。
A. 町と議会が一体となって合併の議論をしており、また、関係市町村で構成する協議会にも参加し、協議している状況にある。皆さんにお示しできる具体の内容が少ないこともあり、説明不足の感じを抱かれても仕方ない点もあるが、ご理解願いたい。なお、マイカー通勤が増える中で、公共交通の経営は厳しい状況にあり、上滝線の維持には利用者を増やす方策を考える必要がある。公共交通の果たす役割を地域全体の課題として捉え、支援策等について取り組む中で存続していきたい。
Q. 公共料金や行政サービス、合併特例債はどうなるのか。
A. 公共料金や行政サービスについては協議会の場で、また、合併特例債は新市建設計画を検討する中で明らかになってくるが、分かり次第、皆さんに情報提供していきたい。
Q. 中山間地域の事情を考慮して、区に準じた組織を設けてもらいたい。中心地と周辺地域の格差が生じないよう配慮願いたい。
A. 区に準じた組織については、国の法律を見定めてから検討したい。問題は、どうすれば効果が発揮できるか、また、急激な変化をもたらさないのかを考慮しながら、12月の協議会以降に概略的な内容を示していきたい。なお、地元職員はなるべく異動しないよう配慮し、時間を掛けて人員の合理化と行政の効率化を図っていきたい。「地域格差」については、現在の状態を維持していくことが大切であり、川上、川下がいったとなり共に支えあいながら暮らせる仕組みが大切であると考えている。
Q. 今後、どのようになるのか。メリット・デメリットが分かりにくい。
A. 一部だけの資料を示しても判断してもらいにくいため、ある程度まとまった段階で示すので参考にしてほしい。例えば、消防救急をはじめ、今単独で実施できない事業は、大きな枠組みの中でスケールメリットが活かせる部分であると思う。
Q. 小さいところは切り捨てられる、農業離れが進み、人口がますます減るのではないか。不安がある。
A. 地域住民の気持ちが大切であり、人口の減少は、合併と直接関係ないと考えている。地域全体として川上を守ることは大切であり、中山間にあっては農地の耕作放棄を防ぐよう今後も取り組みたいと考えており、そのためにも全体で支えあう仕組みづくりは大事であると考えている。
他の市町村長も住民説明会に参加して、住民の考えを知るべきである。
  議会の議決よりも協定書への調印が先であれば、各自治体はしっかりと対応願いたい。
  合併を機会に財政状況を考える必要があると思う。歳出を抑え、歳入が増えるような対策を迅速に講じて欲しい。
  合併後に、トラブルが起きないような協議の進め方をお願いしたい。
  わが町・わが村の具体的な将来像が見えない。
  42万の人口の中で、住民の声がどれだけ届くのか。
  公共交通の利便性・利用促進策を検討願いたい。
  小学校の統廃合跡地の有効利用を考えて欲しい。