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歴史体験「富山城ものがたり」
展示室では、戦国時代に築城されてから、明治の廃城以後の城跡の変遷に至るまで、400年以上にわたる富山城の歴史を紹介しています。
展示室風景

  
企画展示室では富山城に関連するミニ企画展を開催します。
 
企画展
  「富山の武家屋敷を探る」
 
  

近年、中心市街地では再開発が活発に行われ、それにともない、江戸時代の武家屋敷や役所などの跡が発掘調査されています。
調査地点は、明治時代以降、富山市の中心商業地区として発展したことによって地層が撹乱されており、武家屋敷の詳細な構造は確認できませんでした。しかし、武家地と町人地とを区画していた水路や屋敷同士の境となる排水溝が検出されるなど、新たな発見がありました。また屋敷跡からは、陶磁器や漆器などの食器、下駄のように身につけるものなど、多数の遺物が出土しています。
今回、平成16・18年度に富山市埋蔵文化財センターによって実施された総曲輪・西町地区の発掘調査において、武家屋敷跡から発掘された各種の遺物を紹介します。それらを通して、富山の武士たちの暮らしぶりを想像して見てください。
出土した陶磁器や漆器 区画水路の遺構
     
  会 期 平成19年6月23日(土)〜10月21日(日)
  観覧料 一般210円、小中学生110円
  休館日 7月9日、8月20日・21日、9月18日
  ※10月22日(月)より26日(金)まで、館内整備のため休館いたします。

越中の中世城館コーナーでは、中世の城館を展示替えしながら紹介します。
各地の中世城館出土品
   「願海寺城」
寺崎民部左衛門盛永が築城したとされる城です。敵の進攻を防ぐため、かつて北陸道はこの付近で屈曲しており、「願海寺の七曲り」として知られていました。天正9年に織田方に攻められて落城しました。今回はこの願海寺城を、出土した遺物とともに紹介します。
江戸期の富山城コーナーでは、江戸期の富山城についてテーマを変えながら紹介します。
江戸期の富山城
   「特集 千歳御殿」   
江戸期を通じて、富山城内には多くの建物が建てられましたが、なかでも最も豪華で、最も個性的といえるのが千歳御殿です。この御殿は、様々な学芸に秀でた藩主前田利保(としやす)が建てた隠居所で、当時の江戸大名屋敷に見られる流行を取り入れるとともに、利保の趣味やふんだんな遊び心が見られるものです。千歳御殿は、同時代の他の城郭では類例のない御殿建築といえます。今回は、この千歳御殿の建物と庭園の特徴をご紹介します。
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