郷土博物館企画展案内 この企画展は終了しました→終了した展覧会一覧へ

平成17年11月3日(祝) リニューアルオープンしました!


郷土博物館は耐震改修工事およびディスプレイ整備のため約2年半にわたって休館してきましたが、このたび富山城の歴史を紹介する専門博物館としてリニューアルオープンしました。
歴史体験「富山城ものがたり」
展示室では、戦国時代に築城されてから、明治の廃城以後の城跡の変遷に至るまで、400年以上にわたる富山城の歴史を紹介しています。
展示室風景

  
企画展示室では富山城に関連するミニ企画展を開催します。
 
企画展
  「復元された富山城〜絵図・古文書…模型づくりの資料たち〜」
 
  

常設展示室に設置された「富山城復元模型」は、江戸時代後期−安政元年(1854)頃の富山城の姿を、縮尺400分の1で復元したものです。ここに、富山城の歴史や城址の変遷を紹介する映像を投影することなどにより、富山城に関する様々な情報をご覧いただいています。
製作にあたり、新たに解明すべきことが数多くありました。曲輪の正確な形、建物の様相…。時代設定をいつにするのかも問題でした。絵図や古文書など、数々の資料を読み解いた上でプランを決定し、設計図の作成、模型の製作へと進みました。
今回は、模型製作の上で参考となった数々の資料をご紹介します。
主な展示品
・富山城之図(富山県立図書館蔵)
・越中富山御城御絵図(当館蔵)
富山城復元模型+CG
     展示解説会 平成18年4月23日(日)午前11時より

  会 期 平成18年4月18日(火)〜7月17日(月)
  観覧料 一般210円、小中学生110円
  休館日 月曜日(5月1日、7月17日は開館します)

越中の中世城館コーナーでは、中世富山城に関係のある城館の遺物を展示替えしながら紹介します。
各地の中世城館出土品
   「白鳥城」
神保長職が富山城の相前後して築いたと考えられ、富山町を見下ろす位置からも、富山城と関係の深い城といえる白鳥城。神保氏の後は、富山城と同様に上杉氏や一向一揆などの取り合いの場となりました。豊臣秀吉の佐々成政征討時には本営が置かれています。今回はこの白鳥城を、出土した遺物とともに紹介します。
江戸期の富山城コーナーでは、江戸期の富山城についてテーマを変えながら紹介します。
江戸期の富山城

テーマ1
  「メイキング・オブ・富山城模型」
常設展示室の富山城復元模型は、現在に残る様々な資料を基に製作されました。企画展示室でこれらの資料をご紹介するのに合わせて、このコーナーでは模型製作図面や製作工程写真をご紹介します。

テーマ2

  「特集 千歳御殿」
   
江戸期を通じて、富山城内には多くの建物が建てられましたが、なかでも最も豪華で、最も個性的といえるのが千歳御殿です。この御殿は、様々な学芸に秀でた藩主前田利保(としやす)が建てた隠居所で、当時の江戸大名屋敷に見られる流行を取り入れるとともに、利保の趣味やふんだんな遊び心が見られるものです。千歳御殿は、同時代の他の城郭では類例のない御殿建築といえます。今回は、この千歳御殿の建物と庭園の特徴をご紹介します。

開催中の展覧会へ
終了した展覧会一覧へ