保存管理計画の策定
 
史跡王塚・千坊山遺跡群の適切な保存管理の指針を具体化するため、平成18年度から19年度に王塚・千坊山遺跡群保存管理計画策定委員会を設置し、平成19年度末に「史跡王塚・千坊山遺跡群保存管理計画策定報告書」を刊行しました。
これに基づき、今後、史跡の適切な保存管理を図っていきます。
「史跡王塚・千坊山遺跡群保存管理計画策定報告書」2002
公有化事業
 
「史跡王塚・千坊山遺跡群保存管理計画」に基づき、平成23年度から平成27年度の5ヵ年計画で史跡の公有化事業を実施しました。
この事業は、史跡内の民有地を公有化することで、貴重な史跡を国民共有の財産として大切に保存し、将来的により適切な公開・活用を図ることを目的にしています。
事業期間中に取得した土地は、史跡指定地55,114.99平方メートル(230筆)のほか、史跡保護の為に取得した富崎墳墓群北側の崖地3,645.34平方メートル(2筆)の合計58,760.33平方メートル(232筆、地権者数86名)となります。
これらの土地に、史跡指定地にある従前からの市有地4,650.41平方メートルを合わせると、史跡用地の総面積は63,410.74平方メートルとなります。
公有化した土地については、除草や倒木処理等の保存管理をしていきます。
 
【公有化事業で取得した土地】
  遺跡名 筆数 公有化面積
(平方メートル)
史跡指定地 千坊山遺跡 170
(うち寄附1)
37,894.14
(うち寄附62.00) 
勅使塚古墳 25 12,902.00
六治古塚墳墓 13 2,055.58
向野塚墳墓 21 1,646.61
富崎墳墓群 1 616.66
230  55,114.99
史跡指定地外 富崎墳墓群隣接地 2 3,645.34
合計 232  58,760.33