国立科学博物館便り(6) 2009年12月

小竹貝塚1号・2号人骨の頭骨を復元!

これまで続けてきた1号・2号人骨の頭骨の復元が完了した。
形態学的にみると、2個体とも女性に間違いないであろう。
そして、2個体とも、歯、特に前歯の磨耗が激しいのは、まさに縄文時代人らしい特徴である。
統計学的な分析等はこれからであるが、頭蓋の計測・観察・写真撮影は完了し、他の部位の観察・計測なども進めている。
今後は、DNA分析・年代測定・レプリカ制作の作業に進む予定である。
科博・人類研究部長 溝口優司
 
小竹貝塚1号人骨の正面観 小竹貝塚1号人骨の側面観
小竹貝塚1号人骨の正面観 小竹貝塚1号人骨の側面観
   
小竹貝塚2号人骨の正面観(頭部) 小竹貝塚2号人骨の正面観(顎部)
小竹貝塚2号人骨の正面観(頭部) 小竹貝塚2号人骨の正面観(顎部)
   
小竹貝塚2号人骨の側面観(頭部)
小竹貝塚2号人骨の側面観(頭部)