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材料(約25枚分) |
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カシ粉 |
100g |
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ラード |
100g |
クリ粉 |
140g |
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ハチミツ |
100g |
クルミ粉 |
20g |
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ながいも |
100g |
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卵 |
2個 |
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カシの仲間は、しましま帽子がめじるしだよ
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マテバシイは、つやのある厚い葉で、大きな実
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スダジイは、細めの実で、アクがないよ
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下ごしらえ(10日から1週間前に準備しましょう) |
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カシの実はからを割り、電動ミルなどを使ってある程度の粉状にします。 |
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アク抜きのための深めの容器に入れ、水道水を少量出しっぱなしにしてさらします。
時々かくはんし、沈殿するのをまって水にさらすことを繰り返せば、より早くアクが抜けます(2、3日)。 |
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食べてみて渋味がなければ、布で水気を絞り、乾燥させます。 |
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さらにすり鉢などですって、滑らかな粉状にします。 |
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アク抜きが面倒なら、マテバシイなどのアクのないドングリを使ったり、クリの分量を増やして下さい。
あまり分量にこだわらず、自由に作ってみてもいいでしょう。 |
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1.
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クリは一度ゆでてから、皮をむき、粉にします。(生栗がなければ、天津甘栗を使ってもOK) |
2.
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クルミも粉にします。 |
3.
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材料をそれぞれ量ります。
ラード、卵などは室温にもどしておきます。 |
4.
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ボールの中でラードをよく練り、ハチミツを加えてさらに練ります。
とき卵を少しずつ加えながら混ぜます。(一度に多く加えると、ラードと卵が分離してうまく混ざりません。分離してしまった場合は、ぬるめのお湯で湯せんにかけるなどして混ぜます) |
5.
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4.にながいもを少しずつ加えて混ぜます。
次にカシ粉と1と2を加えて混ぜます。 |
6.
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天板の上にスプーンですくった生地を好みの大きさに広げます。
180℃程度に温めたオーブンで、20分ぐらい焼いてでき上がりです。 |
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完成!きれいにラッピングしました。 |
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【感想】 |
クッキーは、ドングリデンプンを初めて食して(韓国のドングリムッツは味わったことがあるが)、いわゆる甘味料の添加なしでの素朴な味は、舌になじむものであった。添加物なしのザルソバに例えることができようか。素朴な味でおいしいものであった。
試みに「木の実菓子」を比較で味わったが、タマゴ味と砂糖味が残り、現代は近代西洋味となった味覚に無理やり従わされているようで、「近代味」に嫌味な感じの印象が残った。
ドングリ食といった日頃胃袋が知らない食品を入れることで、胃腸がびっくり(便秘や下痢)しないかと思ったが、むしろ快調。整腸作用か、縄文以来のDNAによるか。 |
(F・F) |
材料の性質をよく知りバランスよく配分することによって、普段あまり使わない食材でもおいしいものができるのだと教わった気がします。自然の風味を生かして、思ったより食べやすい感じでした。特にシイの実は甘味がありおいしかった。 |
(M・M) |
現在市販されているものや作るものと比べ、遜色がないと思う。味に違和感がなく、おいしく食べられた。
クッキーは多少苦味があるが、気になるほどではない。縄文人と現代の私たちは、そんなに大差のないものを食べていたのだろうか。 |
(S・H) |
ほとんど何の知識のないまま参加してしまったため、最初手際が悪かったとの反省あり。クッキーは素朴な風味がよかったと思います。 |
(S・F) |
美味。長岡市岩野原遺跡で出土しているパン状(クッキー状)炭化物は、ハンバーグのようなものだったのだろうか? |
(T・O) |
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