境野新遺跡公園
 
境野新遺跡公園の環境整備を行いました!
環境整備された境野新遺跡公園
1. 環境整備事業の経過
境野新遺跡公園は古墳時代中期(5世紀前葉)の竪穴住居跡を盛土保存し、平面表示したものです。昭和48年の整備から44年が経過して土が溜まったため、平成29年秋に竪穴住居跡の平面表示部分の原状回復等を行いました。
着手前(草刈り後) 土を漉き取った竪穴住居跡の平面表示部分
 
敷地内の整地と平面表示部分の原状回復 平面表示部分の法面保護(防草シート敷設)
平面表示部分の外周見学路と散策路(飛石)
〔手前側が第1号住居跡の平面表示〕
事業完了
〔手前側が第1号住居跡の平面表示〕
 
2.境野新遺跡公園について
境野新遺跡公園は、富山市が初めて遺跡を公有化し、保存と公園整備を行った事例です。また、境野新遺跡公園近くの呉羽丘陵には尾根に沿って設けられた自然歩道「呉羽丘陵フットパス」があり、歩道沿いには日本海側北東限の中期前方後円墳である全長約42mの古沢塚山古墳などの古墳が多く所在します。このように、古沢地区は市内有数の豊かな歴史をもつ地区の一つです。
皆様には、歴史学習や自然散策に境野新遺跡公園や古沢塚山古墳をはじめとする呉羽丘陵の古墳群、呉羽丘陵フットパスをご活用いただければ幸いです。
なお、公園内の見学は自由です。駐車場はありませんので、隣接田畑の耕作等に支障をきたさないよう、ご配慮ください。